動画インポートエラー解決 iPhone8→Windows10(問題が発生しました ファイルがインポートされていない可能性があります。)
iPhone8からWindows10に動画を取り込むときに、「フォト」アプリケーションのインポートを使っている。
しかし、長い動画だとやたら時間がかかって、さらにかなり多くの頻度で「問題が発生しました ファイルがインポートされていない可能性があります。」というエラーが出ていた。
暫定的な対応策として、iPhone8のストレージに余裕を作り、iPhone8を1動画毎に再起動してインポートしていた。面倒だった。iPhone6のときはもっとスムーズにできたのに。。
解決方法が分かった。以下の通り。
設定>写真 で、「MACまたはPCに転送」を「自動」から「元のフォーマットのまま」にする!
めちゃくちゃスムーズにWindows10にインポートされました。
参考にしたのは以下。
【解決】iPhoneの写真・動画をWindowsに取り込む時にエラーが発生
「HEIF」「HEVC」っておいしいの? iOS 11で変わった画像・動画形式を知る (1/4) - ITmedia Mobile
「HEIF(ヒーフ)」のブラウザやPhotoshop等の対応状況は? | WEB上手
コーデックとは? 動画を扱うなら知っておきたい基礎知識|ネットワークビデオレコーダー(NVR)
結局、
①iOS11以降、動画コーデックがデフォルトでHEVCになった。(以前はAVC。)
②Windows10に取り込むときに動画コーデックをAVCに変換していた。
ゆえに、時間がかかっていたし、iPhone8のストレージを使っていたようで、領域が不足するとエラーが起きていた。
で、↑の方法で、②の変換をやめて、そのままインポートするようにしたので、スムーズになったということ。
ちなみに、①の動画コーデックをHEVCからAVCに変更することもできる。設定>カメラ>フォーマット で、「カメラ撮影」を「高効率」から「互換性優先」にすればいい。
まあ、HEVCによってファイルサイズはAVCの1/2程度になっているし、Windows10でHEVCの動画は見れるので「高効率」のままでよいかなと考えている。なお拡張子は両方ともMOV。プロパティを見ても動画コーデックの情報はない。MediaInfoなどで確認できる。
MediaInfoやMyncを使ったH.264/AVCとH.265/HEVCの見分け方 – A2-blog
あと注意すべき点として、これらの設定項目は写真にも影響してしまう。まとめると以下の通り。
・設定>カメラ>フォーマット 「カメラ撮影」
設定 | 写真 | 動画 |
高効率 | HEIF(拡張子はHEIC) | HEVC |
互換性優先 | JPEG | AVC |
・設定>写真 「MACまたはPCに転送」
設定 | 写真 | 動画 |
自動 | HEIF→JPEG | HEVC→AVC |
元のフォーマットのまま | HEIF→HEIF JPEG→JPEG |
HEVC→HEVC AVC→AVC |
なんとなくHEIF(拡張子はHEIC)の写真ではなくJPEGがいい気がするし、写真や動画のファイルサイズは小さい方が良いので、普段は「高効率」と「自動」にして、長い動画をインポートするときだけ「元のフォーマットのまま」にしようと思っている。